一般財団法人環境イノベーション情報機構
まぐろはえ縄漁獲調査を東部太平洋熱帯域で実施へ
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.08.27 【情報源】水産庁/2004.08.25 発表
水産庁の漁業調査船照洋丸は、2004年8月27日から11月29日まで東部太平洋熱帯域で、カジキ類、キハダ・メバチを主な対象にしたまぐろはえ縄漁獲調査を実施することになった。この調査はカジキ類、キハダ・メバチの資源評価に使われている”ハビタットモデル(注1)”という手法の精度向上を目的としたもの。
はえ縄で漁獲したカジキ類、キハダ・メバチの漁獲深度や分布、はえ縄漁具の水中動態に関するデータを収集するとともに、一部の個体には標識を装着・放流して行動データを収集する。
(注1)魚の鉛直分布と鈎の鉛直分布からはえ縄の有効努力量(漁労行為の総量に対し実際に魚が摂餌活動を行っている水深帯に設置した漁労行為量)を補正するモデル。カジキ類等、鉛直方向の分布が非常に浅いところに偏っている魚種には有効な手法。【水産庁】