都市高速道路中央環状品川線の環境影響評価書に対し環境大臣意見を提出

【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2004.08.04 【情報源】環境省／2004.08.04 発表

　環境省は東京都品川区八潮から目黒区青葉台までの地下をつなぐ「都市高速道路中央環状品川線」の整備についての環境影響評価書に対し、省としての見解をまとめ平成１６年８月４日付けで国土交通大臣に提出した。
　計画路線の周辺は二酸化窒素や浮遊粒子状物質による大気汚染が深刻で、道路供用後の道路交通騒音の影響も懸念されている。
　今回の環境大臣意見では、４か所ある換気所の二酸化窒素・浮遊粒子状物質の削減技術検討段階での状況把握、道路供用後の二酸化窒素・浮遊粒子状物質の監視や道路交通騒音の事後調査、工事実施時の大気質・道路交通騒音改善対策の検討、換気塔周辺の景観保全の検討−−などが必要であると指摘されている。
　なお、この件での環境影響評価を実施している東京都知事（注１）に対しては、国土交通大臣から、この環境大臣意見を勘案した意見が述べられることとなる。

（注１）この事業は都市計画によって定められるものであるため、環境影響評価は事業者に代わって都市計画決定権者である東京都知事が実施している。【環境省】