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環境ニュース[国内]

「国際漁業資源の現況」を15年11月時点の情報に改訂

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.06.30 【情報源】水産庁/2004.06.30 発表

 水産庁はマグロ・カツオ類、サメ類、鯨類、サケ・マス類、外洋性イカ類などの主要国際漁業資源の資源状態、資源管理方策を魚種別にまとめた最新版の「国際漁業資源の現況」を同庁の漁場資源課国際資源班ホームページに掲載した。
 「国際漁業資源の現況」に掲載された魚種は日本が加盟・参加している地域漁業管理機関で資源評価や管理の対象とされているもの。水産庁はこれらの魚種の最新の科学的知見に基づいた資源調査結果を公表し、国際的な資源管理に貢献することをめざしている。
 今回掲載された「国際漁業資源の現況」は15年5月公表版を15年11月現在の情報に改訂したものだが、1魚種あたりの記述量を15年5月公表版の平均6ページから7ページに増やし、ワシントン条約で議論された魚種を新たに掲載したため、総ページ数が15年公表版から108ページに増加した。また見やすいように魚種別記載の中に内容の「要約表」を新たに追加した。
 報告内容としては、商業捕鯨の保留が続いている大型鯨類で、ミンククジラが高位増加、西部北太平洋系群のニタリクジラが中・高位増加していることが報告されたほか、1993年以降、資源量が激減したため、商業漁業が停止された中央ベーリング海のスケトウダラでいまだに資源回復が認められず、資源が低位水準横ばい傾向にあることなどが報告されている。【水産庁】

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