一般財団法人環境イノベーション情報機構
鳥インフルエンザウイルス、ねずみ、スズメを介して感染か? 検討会で指摘
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.06.14 【情報源】農林水産省/2004.06.11 発表
平成16年6月11日に開催された第3回高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム検討会で、国内で発生した高病原性鳥インフルエンザによる鶏大量死事例での感染経路に関して、「明確な証拠はないものの、アジアの発生国から野鳥を介してウイルスが運ばれてきた可能性が考えられる」との意見が出され、この意見を踏まえ6月中に報告書がまとめられることになった。検討会では鶏大量死が発生した国内4例の感染経路について、渡り鳥そのものが鶏舎に侵入したのではなく、ウイルスに感染した野鳥の糞に接触したねずみ、スズメ、カラス、人、汚染された水を介して鶏舎内に病原体が持ち込まれた可能性があると推定している。【農林水産省】