高病原性鳥インフルエンザの対策強化が決定

　平成１６年５月２６日、第５回高病原性鳥インフルエンザ対策本部が開催され、（１）感染経路の究明、（２）防疫措置の確立、　（３）消費者、生産者、関係業者へのわかりやすい情報提供－－の３分野での高病原性鳥インフルエンザの対策強化が決定した。
　このうち感染経路の究明は、６月中に結論を出すことを目標に検討を進めるとともに、発生防止対策の評価を行う予定。
　防疫措置の確立については海外の大規模発生への対応事例調査と日本の適用の可否、ワクチンの使用方針の明確化、防疫マニュアルの改訂・見直し、防疫に関する演習、研修会の実施、発生時での専門家の派遣体制の整備－－などに取り組む。
　情報提供では正確でわかりやすい資料を作成し、資料を活用した迅速・正確な情報提供を実現させるとしている。【農林水産省】