一般財団法人環境イノベーション情報機構
UNEPが漁業補助金ワークショップ開催
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.05.10 【情報源】水産庁/2004.05.07 発表
2004年4月26・27日の両日、スイスのジュネーブで、国連環境計画(UNEP)の漁業補助金と持続可能な漁業についてのワークショップが開催された。このワークショップでは、UNEPが1997年から開催しているもので、今回が5回目。
今回はUNEP側が選定した複数の講師が漁業補助金問題についての考えを発表し、意見交換を行う形式でワークショップが進行した。
日本も発表を行い、日本の漁業補助金額は他国との比較では多いが、資源管理が機能しており、むしろこの20年で国内生産量、漁業者数、漁船数いずれもが減少していることが報告された。
なお発表の中には補助金を全面禁止すべきといった極端な内容は見られず、途上国への配慮や資源保全に資する補助金は重要である、といった論調が多かった。ワークショップ全体を通じ、特定の結論を出すことはされなかった。【水産庁】