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環境ニュース[国内]

便宜置籍船問題で台湾に対応求める CCSBT特別会合

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.05.07 【情報源】水産庁/2004.04.30 発表

 2004年4月26・27日の両日、韓国の釜山でみなみまぐろ保存委員会(CCSBT)特別会合が開催された。
 CCSBTは日本、オーストラリア、ニュージーランドの3か国が1994年に締結したみなみまぐろ保存条約に基づき設置された委員会で、みなみまぐろの総漁獲可能量(TAC)、国別漁獲割当量の設定を行っている。
 今回の会合では(1)科学的データに基づいたTAC算出方法の開発や管理目標の改訂、(2)非加盟国との関係−−が議題となり、このうちTAC算出方法については案が示され、2004年9月の資源評価会合でこの案の精度について再度検討を行った上で10月の第11回年次会合で改めて検討されることとなった。
 非加盟国との関係については、フィリピン、インドネシア、南アフリカ、中国の4か国に協力的非加盟国としてCCSBTへの参加を求める書簡を発出することが合意された。またインドネシア排他的経済水域(注1)内にある、みなみまぐろの産卵場付近で操業する台湾の便宜置籍船(注2)に対し各国から懸念が表明され、台湾に責任ある対応をとるよう要求がなされた。

(注1)国連海洋法条約に基づいて設定される、その国の経済的な主権がおよぶ水域。
(注2)略称FOC。 船主国籍とは異なる国に船籍を登録している船。漁業管理が厳しくない国に船籍を登録し資源管理措置を遵守していないケースが問題となっている。【水産庁】

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