一般財団法人環境イノベーション情報機構
死亡カラスのH5N1亜型A型インフルエンザ感染確認が7羽に
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.03.22 【情報源】農林水産省/2004.03.20 発表
動物衛生研究所での検査の結果、平成16年3月14日に京都府亀岡市で発見された死亡カラスから分離したウイルスが、H5N1亜型のA型インフルエンザウイルス(注)であることが平成16年3月20日までに確認された。このカラスは鶏の大量死があった京都の養鶏場から半径30キロメートル以内の移動制限区域内で発見されたもの。
なおこの結果により、これまでに移動制限区域内で発見された7羽の死亡カラス(京都府発見分6羽、大阪府発見分1羽)から、国内4件の鶏大量死事例と同じ、H5N1亜型のA型インフルエンザウイルスが確認されたことになる。
(注)鳥インフルエンザウイルスはたんぱく質の違いからA・B・C型の3つに分類され、A型ウイルスはさらにウイルスの表面に存在する突起上のH(赤血球凝集素)とN(ノイラミニダーゼ)に対する抗体の型で分類されている。HではH1〜15の15型、NではN1〜9の9型が知られている。【農林水産省】