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環境ニュース[国内]

国内3例目の高病原性鳥インフルエンザ発生で追加調査内容を変更へ

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.03.03 【情報源】環境省/2004.03.02 発表

 平成16年2月28日に京都府内の養鶏場で国内3例目となる高病原性鳥インフルエンザ(H5亜型)の発生が確認されたことを受け、政府は3月2日、農水省・環境省・厚労省など関係府省庁・機関が連携し、科学技術振興調整費により実施している「高病原性鳥インフルエンザ対策に関する緊急調査研究」の追加調査の内容を変更することを決めた。
 具体的には(1)1例目である山口県の例と2例目である大分県の例のほか、3例目である京都府の例も含め、事例間の関係解明を含めたウイルス感染経路調査、(2)大分県の事例に加え、京都府の事例のウイルスの病原性解析調査−−を追加実施するとしている。
 緊急調査では当初、山口県の事例のみについて、(一)ウイルスのゲノムや野生鳥類の日本への飛来情報を解析しウイルスの由来を明らかにする研究、(二)ウイルスの病原性や鳥類・ほ乳類に対する伝播可能性を明らかにする研究、(三)分離されたウイルスに対する迅速な診断法とワクチン開発、ヒトへの対応マニュアルの策定−−を実施するとしていたが、その後大分県での事例発生が確認され、2月24日に追加調査の内容が発表されていた。
 なお、環境省担当分の調査としては、16年3月4日から9日にかけ、大分県の鳥インフルエンザ発生地周辺で(財)自然環境研究センターが周辺野生鳥類の生息状況について詳細調査を行うほか、鳥取大学での鳥類のウイルス保有分析のため、(財)自然環境研究センターと鳥取大学が野生鳥類の糞便を採取する予定。【環境省】

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