計５農薬の水質汚濁に関する農薬登録保留基準値新設・改正で意見募集開始

【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2004.02.17 【情報源】環境省／2004.02.17 発表

　平成１６年２月１７日に中央環境審議会の土壌農薬部会農薬専門委員会がまとめた、水質汚濁にかかわる農薬登録保留基準値答申案が公表され、この案について１６年３月１６日まで意見募集が実施されることになった。
　この答申案は１６年２月１６日付けの環境大臣の中環審・農薬専門委員会への諮問に対するもので、４農薬についての農薬登録保留基準設定と１農薬の変更を内容としている。
　なお正式な答申は、１６年３月２４日開催の土壌農薬部会で、今回の意見募集結果を踏まえた審議を経て、実施される予定。さらに登録保留基準値設定・改正はこの答申を受けた形で４月中をめどに実施される。
　農薬の販売には、農薬取締法に基づく農林水産大臣の登録を受けることが必要であるが、登録するかどうかの判断はいくつかの「農薬登録保留基準」に照らして行うこととなっている。また、これらの基準のうち、作物残留、土壌残留、水産動植物被害、水質汚濁防止に関する基準は環境大臣が設定を行っている。【環境省】