一般財団法人環境イノベーション情報機構
埼玉、滋賀、大阪のコイの大量死もヘルペスウイルスが原因に
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.11.12 【情報源】農林水産省/2003.11.11 発表
埼玉県、滋賀県、大阪府で発生したコイの大量死事例について、(独)水産総合研究センター養殖研究所が検査を行ったところ、2003年11月12日までに、いずれもコイヘルペスウイルスが原因であることが判明した。埼玉県の事例については8検体中2検体、滋賀県の事例については18検体中5検体、大阪府の事例については7検体中2検体で陽性反応が確認されたという。
コイヘルペスウイルスは1997年にイスラエルで発見されたウイルスで、日本で発生が確認されたのは2003年11月に発表された霞ヶ浦の事例が初めてであったが、その後青森、山梨、三重、宮崎、岡山でもコイヘルペスウイルスによるコイの大量死があったことが確認されており、このウイルスがすでに全国に広がっていたことが明らかになってきている。【農林水産省】