一般財団法人環境イノベーション情報機構
日本海北部のマガレイ、ハタハタ資源回復計画の見直し案了承される
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.10.16 【情報源】水産庁/2003.10.16 発表
平成15年10月14・15日の2日間にかけ、東京都内で日本海・九州西広域漁業調整委員会と日本海西・北部会が開催された。今回開催された3会合を通じ、日本海沖合ベニズワイガニ資源回復計画の作成、次期候補魚種などが検討されたが、これらは次回会合に向けて引き続き検討されることになった。
また日本海北部会では日本海北部マガレイ、ハタハタ資源回復計画の見直し案を了承した。
「資源回復計画」は悪化傾向にある日本周辺水域の水産資源の積極的な回復を図る資源管理の取組み方針として策定されるもの。
日本海北部のハタハタについては2002年の漁獲量が最盛期の10%台、同じく日本海北部のマガレイについては記録のある1993年以降2002年までおおむね漁獲量が減少し続けるなど資源状況の悪化が報告されている。また、日本海のベニズワイガニについても2002年漁獲量は1万6,000トンを大幅に割りこんでおり、本格的な漁業が始まって以来の最低の漁獲量が記録されている。【水産庁】