一般財団法人環境イノベーション情報機構
北村副大臣が駐日メキシコ大使にIWC保全委員会提案の背景について調査要請
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.08.13 【情報源】水産庁/2003.08.11 発表
農林水産省の北村副大臣は2003年8月11日の午後、副大臣室にデイカサ・駐日メキシコ大使を呼び、捕鯨問題についての申し入れを行った。北村副大臣は国際捕鯨委員会(IWC)ベルリン会合でメキシコが原案を作成し、設立が採択された保護委員会について、「鯨を保護しながら持続的に利用するというIWC条約の趣旨に反して鯨類の保護に偏っている。多数の反対の中で強引に多数決で採択したのは遺憾」との日本の考え方を伝えるとともに、この提案がメキシコ政府全体として決定されたのか責任をもって調査するよう要請した。
これに対しデイカサ大使は「日本の考え方を正確に本国に伝える」と回答。この問題について今後話し合いを継続することで意見が一致した。【水産庁】