一般財団法人環境イノベーション情報機構
日本海北部のマガレイ、ハタハタについての資源回復計画を公表
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.07.03 【情報源】水産庁/2003.07.01 発表
水産庁は日本海北部のマガレイ、ハタハタについての資源回復計画をまとめ、平成15年7月1日に公表した。「資源回復計画」は悪化傾向にある日本周辺水域の水産資源の積極的な回復を図る資源管理の取組み方針として策定されるもの。
ハタハタについては日本海北部海域での2001年漁獲量が2,671トン、マガレイについては日本海北部での2002年漁獲量が299トンで、それぞれ最盛期の漁獲量約2万トン、788トン(同海域のマガレイについては1993年以降しかデータなし)から比べると資源状況が悪化しているため、同庁では日本海・九州西広域漁業調整委員会日本海北部会で資源回復計画策定の審議を進め、関係県や漁業関係者とも協議を行い、今回の計画を作成した。
今後はこの計画に基づき、減船、休漁、保護区の設定、漁具の改良、小型魚の再放流などの資源回復措置が計画的に実施されることになる。【水産庁】