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環境ニュース[国内]

ジュゴンと藻場についての広域調査で14年度報告書の内容、15年度調査手法を決定

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.06.24 【情報源】環境省/2003.06.17 発表

 平成15年6月17日に開催された環境省の「ジュゴン藻場の広域的調査手法検討会」の15年度第1回会議で、同省が進めているジュゴンとその餌場である藻場の広域調査についての14年度報告書の最終取りまとめ方針と15年度調査手法の検討が行われた。
 ジュゴンは、ワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物種の国際取引に関する条約)では、最も厳しく規制される付属書1リストに登録されている哺乳動物。とりわけ沖縄のジュゴンは世界的な分布の北限と言われ、生息数も非常に限られていると推測されている。
 このため環境省では沖縄周辺海域に生息するジュゴンの保護方策の検討資料とするため、平成13年度から3年計画でジュゴンとその餌場である藻場の広域調査を日本で初めての試みとして進めているところ。
 14年度の調査では(1)ジュゴンの餌場となる浅場の海草藻場の生育・食跡調査、(2)深場の海草藻場の生育調査、(3)ジュゴンの分布調査、(4)ジュゴンの食性調査、(5)遺伝学的分析調査、(6)沖縄のジュゴンに関する過去の文献調査などを実施。ジュゴンの分布調査では14年9月と15年1月にジュゴン計3頭をセスナ機から確認するなどの成果があり、報告書にも盛り込まれる予定だ。
 なお15年度の調査としては(1) 浅場・深場の海草藻場調査、(2)ジュゴンの分布及び行動調査、(3)ジュゴンの食性調査、(4)ジュゴンの遺伝学的特性調査、(5)ジュゴンのレスキュー技術の普及に取り組むことになった。【環境省】

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