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環境ニュース[国内]

輸入自粛解除の中国産ほうれんそうで、また残留農薬基準違反

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2003.05.22 【情報源】厚生労働省/2003.05.20 発表

 平成15年5月14日、横浜検疫所と東京検疫所でのモニタリング検査の結果、中国産ほうれんそうの2件の輸入について基準値を超えるクロルピリホスが検出された。
 検出されたクロルピリホスの濃度は0.03ppmと0.02ppmと基準値の0.01ppmをわずかに超えるレベルだが、中国産ほうれんそうについては15年2月26日付けで、中国政府の残留農薬検査合格品に限りの輸入自粛の一部解除がされたばかりで、解除3か月足らずで違反が発見されたことになる。
 このため厚生労働省は、日中間で合意した日本への輸出向けほうれんそうへのクロルピリホスの不使用と輸出時の残留農薬検査が適正に実施されていない疑いが強いとして、5月19日に中国政府に違反の発見を通報するとともに、(1)違反企業の中国衛生当局への登録取り消しとこの企業の輸出禁止、(2)全ての冷凍ほうれんそうに対する中国衛生当局からの衛生証明書の発行停止、(3)中国側の原因究明と改善措置の検討と検討後の二国間協議の要請−−の3点を求めた。
 またこのほうれんそうを輸入した業者に対しては全量廃棄か積み戻し措置をとるよう指示したほか、5月20日付けで中国産ほうれんそうの輸入を行っている輸入業者に対し、輸入を自粛するよう食品保健部長名で通知を行った。【厚生労働省】

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