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環境ニュース[国内]

中西部太平洋まぐろ類条約第4回準備会合が開催 IUU漁業対策などが議題に

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.05.14 【情報源】水産庁/2003.05.12 発表

 2003年5月5日から9日にかけて、フィジーのナンディで中西部太平洋まぐろ類条約(WCPFC)第4回準備会合が開催され、日本、韓国、台湾、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランド、太平洋島嶼国、欧州共同体(EC)など28か国・地域が参加した。
 今回の会議は(1)IUU(違法・無規制・無報告)漁業の廃絶と漁獲努力量の抑止、(2)監視・取締り、(3)北委員会の規則の作成、(4)委員会運営のための予算・分担金−−などが議題となった。
 日本はIUU漁業対策についての取り組みを紹介したほか、漁獲努力量の増大傾向を指摘し、対策の必要性を訴えた。その結果、中西部太平洋まぐろ類条約の科学作業部会が内容を検討の上、2003年9月にクック諸島で開催される第5回準備会合に報告することが合意された。
 また監視・取締りについては、乗船検査など具体的な取締方法についての協議が開始され、第5回準備会合で引き続き協議されることになった。
 日本は中西部太平洋まぐろ類条約の内容に問題があるとして、改善を訴え続けているが、他の漁業国際条約などでIUU漁船対策が急速に進む中、中西部太平洋まぐろ類条約水域内でのIUU漁船対策も急ぐ必要があるとして、条約の批准と準備会合の出席とは別問題であるとの前提の下で参加を行っている。【水産庁】

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