一般財団法人環境イノベーション情報機構
コペルニクス気候変動サービス、2025年1月は史上最も暖かい1月だったと報告
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2025.02.26 【情報源】/2025.02.06 発表
コペルニクス気候変動サービス(C3S)は、2025年1月の気象データを公表し、世界平均気温が 1月として過去最高を更新したと報告した。一時的な冷却効果を持つラニーニャ現象が熱帯太平洋で発生したにもかかわらず、過去 2年間の記録的な高温状態が継続しているという。
1月データの主な内容は以下の通り。
<地上気温>
・世界平均は過去最高の 13.23℃で、1991〜2020年の 1月の平均を 0.79℃上回り、産業革命前の水準を 1.75℃上回った
・欧州陸域の平均は 1.80℃で、1991〜2020年の 1月の平均を 2.51℃上回り、過去 2番目に高かった
<海面水温>
・南緯 60度から北緯 60度の平均は 20.78℃で、1月として過去 2番目に高かった
<降水量>
・平年を上回ったのは欧州西部、アラスカ、ブラジル南部など
・平年を下回ったのはイギリス北部、アメリカ南西部、アフリカ南部など
<海氷面積>
・北極では平年より 6%少なく 1月として過去最低となり、密接度はカナダ東部とバレンツ海で平均を下回った
・南極では平年より 5%少なく、密接度は海域によりさまざまだった
【コペルニクス気候変動サービス】