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ラニーニャ現象 環境用語

作成日 | 2012.05.16  更新日 | 2025.07.17

ラニーニャ現象

ラニーニャゲンショウ   【英】La Nina phenomenon  

解説

太平洋赤道域の中央部(日付変更線付近)から南米のペルー沿岸にかけての広い海域で海面水温が平年に比べて低い状態が続く現象。逆に、海面水温が平年より高い状態が続く場合、エルニーニョ現象と呼ばれる。気象庁では、エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値(その年の前年までの30年間の各月の平均値)との差の5か月移動平均値(その月および前後2か月を含めた5か月の平均をとった値)が6か月以上にわたり0.5℃以下の状態にとなった場合をラニーニャ現象、逆に0.5℃以上高い状態となった場合をエルニーニョ現象と定義している。

スペイン語で「神の子」を意味する(ラニーニャは女性形)。太平洋全域の海水温分布が変化し、これが気圧配置に影響を及ぼし、日本を含め世界中の異常な天候の要因となり得ると考えられている。(2025年6月改訂)

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