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環境ニュース[国内]

欧州委員会、EU ETS改正に伴うオフショア船測定・報告・検証規則の詳細を決定

地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2024.11.05 【情報源】/2024.10.16 発表

EUは、2030年に1990年比55%の排出削減を図る政策パッケージ「Fit for 55」の一環として、EU排出量取引制度(EU ETS)の拡大を進める。
2023年の改正で、海運部門では2024年から5,000トン以上の商船が、2027年からは同等のオフショア船もEU ETSの対象となる。
400トン以上のオフショア船は、すべて2025年からEU ETS運用の基礎となる測定、報告及び検証規則(MRV)の対象となり、対象事業者は毎年排出量の報告が義務となる。

これに伴い、欧州委員会はオフショア船のMRV運用に必要な詳細を定めた委任規則を決定した。
「オフショア船」を、洋上施設保守管理、パイプ・ケーブル敷設、風力タービン設置、浚渫、掘削などを行う船舶と定めた。
また、海運部門のMRVが更新され、他の部門と同様、海運部門も低炭素燃料からの排出については排出枠償却の必要がなくなった。
欧州議会とEU理事会の異議がなければ2024年末に発効する。

【欧州委員会】

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