一般財団法人環境イノベーション情報機構
令和4年度オゾン層等の監視結果に関する年次報告書を公表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2024.03.11 【情報源】環境省/2024.03.08 発表
環境省は、「特定物質等の規制等によるオゾン層の保護に関する法律(オゾン層保護法)に基づき、令和4年度におけるオゾン層の状況、オゾン層破壊物質等の大気中濃度等に関する監視結果を年次報告書として取りまとめた。それによると、札幌、つくば、那覇で観測された日本上空のオゾン全量は、札幌とつくばにおいて1980年代から1990年代はじめまで減少した後、緩やかな増加傾向が見られる。また、那覇では1990年代半ば以降、緩やかな増加傾向が見られていたが、近年はオゾン全量が少ない年が続いている。
特定物質等の大気中濃度については、都市域の川崎市内で連続測定したCFC(クロロフルオロカーボン)の大気中濃度は、次第に変動幅が小さくなるとともに、北海道における大気中濃度とほとんど変わらなくなっている。一方で、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)及びHFC(ハイドロフルオロカーボン)は、依然として頻繁に高い濃度で検出されている。
【環境省】