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環境ニュース[国内]

稚内タツナラシ山ウィンドファーム(仮称)に係る計画段階環境配慮書 に対する環境大臣意見を提出

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2024.01.29 【情報源】環境省/2024.01.26 発表

環境省は、「稚内タツナラシ山ウィンドファーム(仮称)計画段階環境配慮書 」(王子グリーンリソース株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

この事業は、北海道稚内市において、出力64,500kW程度(単機出力 最大4,300kW×最大15基)の風力発電所を設置するもの。

環境大臣意見では、
(1)想定区域及びその周辺においては、他の事業者による複数の風力発電所が稼働中又は環境影響評価手続中等であることから、本事業とこれらの風力発電所による累積的な影響について、適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、風力発電設備等の配置等を検討すること
(2)想定区域及びその周辺には、「生物多様性の観点から重要度の高い湿地」に選定されイトウの生息地でもある河川や、保安林等が存在している。このため、適切に調査、予測及び評価を行うとともに、土砂及び濁水の流出を最小限に抑えること等により、水環境及び水生動物への影響を回避又は極力低減すること
(3)想定区域及びその周辺では、オジロワシ等の希少猛禽類の生息が確認されているほか、海ワシ類等の渡り経路になっている可能性があることから、専門家等からの助言を踏まえ、鳥類への影響について適切に調査、予測及び評価を行うこと
等を求めている。

【環境省】

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