一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

(仮称)JRE今金せたな風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2023.10.20 【情報源】環境省/2023.10.19 発表

環境省は、「(仮称)JRE今金(いまかね)せたな風力発電事業に係る計画段階環境配慮書」(ジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

この事業は、北海道二海郡八雲町、瀬棚郡今金町及び久遠郡せたな町において、最大で出力129,000kW(単機出力 4,300kW程度×30基程度)の風力発電所を設置するもの。

環境大臣意見では、
(1)想定区域の周辺に存在する複数の住居への影響について適切に調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえて風力発電設備を住居から離隔を取ること等により、騒音及び風車の影による生活環境への影響を回避又は極力低減すること
(2)想定区域の周辺では、国内希少種であるオジロワシ、クマタカ等の生息が確認されているほか、周辺の他事業の風力発電設備でオオワシ及びクマタカバードストライクが確認されているため、適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、環境保全措置を講ずることにより、鳥類への影響を回避又は極力低減すること
(3)想定区域には、林野庁により設定されている「若松トドマツ希少個体群保護林」が存在していることから、保護林の直接改変を回避するとともに、保護林の機能への影響についての予測及び評価の手法について検討を行い、保護林からの十分な離隔を取ること等により、保護林への影響を回避すること
等を求めている。


【環境省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース