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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、ハイドロフルオロカーボン類の段階的削減に向け使用制限などの措置を公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2023.10.23 【情報源】アメリカ/2023.10.06 発表

アメリカ環境保護庁EPA)は、ハイドロフルオロカーボン類(HFCs、以下HFC)の段階的な削減に向け、代替物質があるHFCの使用を制限して次世代技術への移行を促進する規則(最終版)、及び特定のHFCやHFC代替を適切に管理し再利用するための規則案を公表した。
前者の最終規則は発泡製品やエアゾール製品、冷凍冷蔵、冷暖房など40以上の用途が対象である。一部の用途でHFCの使用を禁止するほか、多くの用途について使用できるHFCに温暖化係数(GWP)上限を設ける。早いものでは2025年から、遅くとも2028年には遵守を求める。
後者の規則案は特定の用途におけるHFC漏出への対処や自動漏出検知システムの導入、再生HFCの使用、廃棄前のボンベからのHFC回収、及びHFCが入った容器の追跡などを求める内容で、今後、意見公募や公聴会が予定されている。
EPAの試算によれば、2050年にかけて、前者は温室効果ガス(GHG)の排出を8,300万トン以上、後者はHFCの排出を1億4,200万トン以上削減できる(CO2換算)。
【アメリカ環境保護庁

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