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環境ニュース[海外]

欧州環境庁、2022年のEUのオゾン層破壊物質はマイナス消費となり段階的廃止に向けた取組が進展と報告

地球環境 オゾン層】 【掲載日】2023.10.03 【情報源】EU/2023.09.15 発表

欧州環境庁(EEA)は、2022年のEUにおけるオゾン層破壊物質(ODS)の消費量がマイナスとなったことを報告した。ODSの段階的廃止を目指すモントリオール議定書の履行やEU目標の達成に向けて進展していることが示されたという。
同庁は、オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書の採択を記念した「国際オゾン層保護デー」(9月16日)を前に最新データを公表した。これによると、同議定書で規制対象物質とされているODSについて、2022年のEU加盟国の消費量は−3,623トンであった。消費量がマイナスであったことは、生産量と輸入量の合計が破壊量と輸出量の合計を下回った結果である。なお、オゾン層破壊係数(ODP)に換算すると、2022年の同消費量は−3,900トンに相当する。
2022年4月には、欧州委員会が、オゾン層破壊物質を規制するEU規則の強化案を公表している。同案を通じて、2050年までにCO2換算で1億8,000万トン、ODP換算で3万2,000トンの排出を防げるという。
【欧州環境庁】

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