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環境ニュース[海外]

ドイツ 地球環境変動学術諮問委員会(WBGU)が報告書「健康な地球での健康な生活」を提出

環境行政 行政資料】 【掲載日】2023.06.30 【情報源】ドイツ/2023.06.14 発表

ドイツ連邦環境省(BMUV)のレムケ大臣とドイツ連邦教育研究省(BMBF)のピルシャー事務次官は、地球環境変動学術諮問委員会(WBGU)からグローバルな視点から自然と人間の相互作用を分析した報告書「健康な地球での健康な生活」を受領した。
報告書では、気候変動生物多様性の減少、環境汚染などの地球規模のリスクと人間の健康との関係が詳しく述べられており、さらに文明の発展が疾病の増加に及ぼす影響についても言及している。
これらの問題を解決するために、地球環境変動学術諮問委員会は、ビジョン「健康な地球での健康な生活」を掲げており、人間生活の基本的な領域(飲食、移動、居住)を健康的で環境に適した形で設計し、プラネタリー・バウンダリーの尊重により、これらのリスクは克服できるとしている。
ビジョンの実現には、既存の保健システムの変革、新旧の健康リスクの同時発生に対する予防の強化、「グローバル緊急ガバナンス」を通じた国際協力の改善、持続可能性や気候変動生物多様性の目標や協定の遵守が必要であるとしている。
地球環境変動学術諮問委員会は、国連環境開発会議(リオ会議)を前にドイツ連邦政府により設立された独立科学諮問機関である。
【ドイツ連邦環境省】

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