一般財団法人環境イノベーション情報機構
日本製紙、「CO2を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト」を実施する コンソーシアム「CUCO」に参画、化学混和剤技術の開発を本格化
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2023.02.28 【情報源】企業/2023.02.09 発表
日本製紙グループの株式会社フローリックは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)に2022年1月24日に採択された「グリーンイノベーション基金事業/CO2を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト」の実施を目的に設立されたコンソーシアム「CUCO(クーコ)」に参画し、2030年までを目標に革新的カーボンネガティブコンクリートに係る開発を本格的に進めていく。CUCOは、「2050年カーボンニュートラル社会の実現」というゴールを目指し、鹿島建設・デンカ・竹中工務店をはじめとする55の企業・大学・研究機関が結成したコンソーシアムで、革新的カーボンネガティブコンクリートを効率的に製造する手法の開発に取り組んでいる。この中で、同社は、各種混和剤によるコンクリート中への効率的CO2固定法に関する技術開発を担当する。
現在、カーボンネガティブコンクリートはCO2を吸収・固定化するために多くの工程をかけて開発が進められているが、今後の社会実装、利用拡大のためには、製造を効率化する、新たな化学混和剤の開発や適切な化学混和剤利用技術の確立が必要不可欠となる。また、CUCOに参画する企業の研究成果により、今後多くのCCU材料が登場することも期待されている。
【日本製紙株式会社】