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環境ニュース[国内]

太平洋北部沖合性カレイ類資源回復計画を公表 サメガレイなどの保護区設置へ

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.03.11 【情報源】水産庁/2003.03.11 発表

 水産庁は平成15年3月10日、太平洋広域漁業調整委員会太平洋北部会で検討・了承された「太平洋北部沖合性カレイ類資源回復計画」の内容を公表した。
 「資源回復計画」は悪化傾向にある日本周辺水域の水産資源の積極的な回復を図るための資源管理の取組みの一環として策定されているもので、青森県から茨城県の太平洋沖合海域では沖合底びき網漁業や小型機船底びき網漁業が漁獲対象にしている底魚の資源状況が悪化している。
 今回の「太平洋北部沖合性カレイ類資源回復計画」では、この海域の中でも資源水準が特に低いサメガレイ・キチジと、急激に減少しているヤナギムシガレイ・キアンコウを重要魚種と位置づけ、資源回復目標の設定や具体的な回復措置の提示を行った。
 サメガレイ・キチジについては今後5年間で宮城県以北の漁獲量を5%増大するとの目標を設定し、漁獲が集中する2か月間(海域ごとに適切な時期に設定)に限って保護区を設置するとしたほか、ヤナギムシガレイ・キアンコウについては資源水準維持を目標として、小型魚が多く漁獲される4〜6月の3か月間に限って保護区設置による資源回復を目指すとした。【水産庁】

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