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環境ニュース[海外]

韓国環境部、内陸湿地に関する最新のデータベースを公開

環境行政 行政資料】 【掲載日】2022.08.22 【情報源】韓国/2022.08.02 発表

 韓国環境部(ME)は、国立生態院(NIE)とともに、2704ヶ所の内陸湿地について最新の詳細な情報のデータベースを公開した。NIEが運営する包括的な生態系データシステム「エコバンク」から誰もが無料で閲覧やダウンロードが可能である。また内陸湿地の空間情報も、行政安全部による「公共データポータル」を通じて入手可能であることも報告した。
 MEは2000年以来、湿地保全法に基づいて国内の2704ヶ所の内陸湿地の調査を行ってきた。湿地の位置、面積、生息種などのデータは、湿地保護地域指定など湿地保全政策策定の基礎となる。調査によれば、MEが指定した267種の絶滅危惧種の40%にあたる107種がこれらの湿地に生息しており、生物多様性保護の観点から大きな意味を持つという。地域別では全羅南道が228.3平方キロと最大の湿地面積を有し、タイプ別では河川がもっとも広く990.7平方キロとなっている。これらのデータが開発プロジェクトや保全・回復の研究などに必要な環境影響評価に用いられることにより、科学的分析に基づく環境政策の実施が期待されるという。
【韓国環境部】

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