一般財団法人環境イノベーション情報機構
(仮称)西久慈風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2022.07.19 【情報源】環境省/2022.07.15 発表
環境省は、「(仮称)西久慈風力発電事業に係る計画段階環境配慮書」(インベナジー・ウインド合同会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この事業は、岩手県久慈市、九戸郡九戸村、岩手郡葛巻町及び九戸郡軽米町の行政界周辺において、最大で出力439,200kW(単機出力最大 6,100kW×最大72基)の風力発電所を設置するもの。
環境大臣意見では、
(1)住居等への影響について適切に調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、風力発電設備を住居等から離隔を取ること等により、騒音による生活環境への影響を回避又は極力低減すること
(2)鳥類の衝突事故や移動の阻害等について、専門家等からの助言を踏まえ、鳥類への影響について適切に調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、環境保全措置を講ずることにより、鳥類への影響を回避又は極力低減すること
(3)想定区域の一部が久慈平庭県立自然公園に位置することから、本事業計画の今後の検討に当たっては、関係機関等と調整を十分に行い、方法書以降の環境影響評価手続を実施し、地域住民等に対し丁寧かつ十分な説明を行うこと
等を求めている。
【環境省】