一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

商船三井、インドネシアにおけるマングローブの再生・保全事業に参画

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2022.03.04 【情報源】企業/2022.01.06 発表

 株式会社商船三井は、ワイエルフォレスト株式会社(YLF)と共同し、インドネシア共和国南スマトラ州において、マングローブの再生・保全を目的としたブルーカーボン・プロジェクトに参画することとした。本プロジェクトにおいて、同社は資金面での貢献に加え、今後は現地でのプロジェクトの運営にも深く関わっていく。
 YLFは、特定非営利活動法人国際マングローブ生態系協会(ISME)による技術指導の下、2013年より南スマトラ州において残存する約14,000haのマングローブの保全活動を行ってきた。本プロジェクトでは30年間で、森林保全活動による約500万トンの二酸化炭素(CO2)の排出抑制、さらに約9,500haの裸地でのマングローブ等の新規植林による約600万トンのCO2の吸収・固定を目指する。現在、国際的なカーボンクレジット基準管理団体Verraによる認証を受けるべく、2022年前半のプロジェクト登録を目指して手続きを進めている。
 マングローブはCO2を取り込み、炭素を蓄えるだけでなく、命のゆりかごと呼ばれ、マングローブと共に生きる生物の多様性を守る。また、高波から沿岸に住む人々の暮らしを守る等、気候変動への適応策としても非常に重要な存在です。同社はYLFと共に、本プロジェクトを通じて、マングローブの再生・保全活動を行う他、シルボフィッシャリ―を導入し、持続可能な水産・森林経営を通じて地域住民の生計向上を支援し、人と自然が共生する社会づくりを目指す。
【株式会社商船三井】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース