一般財団法人環境イノベーション情報機構
森林法の改正案、第156回国会に提出される
【自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2003.02.13 【情報源】林野庁/2003.02.10 発表
森林法の改正案が平成15年2月10日に第156国会に提出された。今回の改正は(1)全国森林計画の計画事項への「森林保全目標」の追加、(2)公共事業長期計画である従来の森林整備事業計画を拡充し、土留、治山ダムの設置など森林保全目的の治山事業に関する事項を加えた「森林整備保全事業計画」とすること、(3)森林所有者が保安林で択伐(一定の基準に達した樹木だけを選んでの伐採)を行う場合の伐採許可の簡素化−−を内容としている。
林業採算性の悪化により適切な管理をされず、ひ弱な森林が増えている中で、択伐による立木の伐採の実施促進や、土留、治山ダムの設置による物理的な「森林保全」を進めることを目的としたものだ。【林野庁】