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環境ニュース[国内]

米国から輸入したコーンスターチ用とうもろこしに遺伝子組換えとうもろこし「スターリンク」が混入

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2003.01.10 【情報源】厚生労働省/2002.12.27 発表

 平成14年12月20日に名古屋検疫所に輸入届出が提出された米国産コーンスターチ用とうもろこし19,234トンをモニタリング検査した結果、うち1,200トンについて、遺伝子組換えとうもろこし「スターリンク」の混入が認められた。
 遺伝子組換え体とうもろこし「スターリンク」は米国で飼料用として安全性が確認されているが、食品としての安全性は未確認。米国内で食品への混入が確認され、日本国内でも食品からスターリンクが検出されたとの指摘が消費者団体からなされたことを受けて、平成12年4月から独立行政法人肥飼料検査所が飼料中のスターリンク混入についてもモニタリング検査を開始している。
 スターリンク混入が判明したことを受け、農林水産省では米国産とうもろこしの輸入時のモニタリング検査の強化を決定。また、混入が判明したとうもろこしと同じ船で輸入された残りのとうもろこしへの検査を実施し、陽性の結果が判明した場合は先の1,200トンとあわせ、廃棄または積み戻し措置を実施する方針だ。さらに米国政府に対してもスターリンクが混入した原因の究明調査を依頼する、としている。【厚生労働省】

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