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環境ニュース[海外]

OECD イギリスの環境パフォーマンス・レビュー報告書を公表

環境行政 行政資料】 【掲載日】2002.12.11 【情報源】イギリス/2002.11.25 発表

 11月25日、OECDによる第2回目の「イギリスの環境パフォーマンス・レビュー報告書(Environmental Performance Review)」が公表された。「現在のところ合格点だが、改善の余地あり」というのが、OECDのイギリスの環境パフォーマンスに対する評価となる。
 報告書は、OECDが情報収集のためにイギリスを訪問し、政府、ビジネス、NGOの代表者等から意見を聞きながら、1年をかけてまとめあげたものだ。
 ミーチャー大臣は、今回の報告書について、包括的で、バランスもとれており、現実的かつ事実に基づいたものだと評価している。
 今回の報告書で、前回、1994年のレビューの時よりも進展があったとされる分野は次のとおり。
-環境に関する目標やターゲットの設定と遵守
-環境、特に水に関するインフラへの投資拡大
-埋立税や気候変動税といった経済的手段の活用など、政策手段のミックス
-廃棄物管理、大気保全戦略、生物多様性行動計画、気候変動プログラム 
-田園地域へのアクセスと通行権に関する法令の強化
-環境情報へのアクセス改善
-国際的な約束と目標の達成
-持続的な開発を政府の中核にしっかりと位置づけるため、制度・政策を統合
 一方で、報告書で批判されている分野は廃棄物、広域汚染、執行及び保護地区などお馴染みのもの。ミーチャー環境大臣は、これらの部分について、今後も努力をしていく必要性を訴えた。

「イギリスの環境のパフォーマンス評価」: OECD出版より入手可能
住所:2, rue Andre-Pascal, 75775 PARIS CEDEX 16,
SourceOECD@oecd.org

【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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