一般財団法人環境イノベーション情報機構
タイ産カミメボウキから残留基準値を超えるクロルピリホスを検出
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2002.12.06 【情報源】厚生労働省/2002.12.04 発表
検疫所でのモニタリング検査の結果、タイ産カミメボウキ(タイ名:バイ・カプラォ、英名:ホーリーバジル)から2回にかけて残留基準値を超える有機リン系殺虫剤クロルピリホスの検出が確認された。カミメボウキに対するクロルピリホスの残留基準値は0.01ppmだが、今回の事例ではそれぞれ0.09ppm、0.02ppmのクロルピリホスが検出された。
このため厚生労働省では平成14年12月4日付けでタイ産カミメボウキに対して、食品衛生法第15条第3項に基づく検査命令の実施を決定。今回残留農薬が検出された食品の輸入業者に対しては、同時に輸入された全量について廃棄または積み戻しを行うよう指示を行った。
なお検査命令の対象になった場合、輸入者は費用を負担して、厚生労働省指定機関で検査を実施しなければならず、検査結果が判明し問題がないことが確認されるまで輸入手続きを進めることができない。【厚生労働省】