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環境ニュース[国内]

農作物に含まれるカドミウムの実態調査結果をFAO/WHO合同食品添加物専門家会合に提出

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2002.12.03 【情報源】農林水産省/2002.12.02 発表

 農林水産省農作物に含まれるカドミウムの実態調査結果を、FAO/WHO合同食品添加物専門家会合(JEFCA)に提出した。
 JEFCAでは、国際的な食品規格を制定する国際政府間組織・コーデックス委員会の下部組織である食品添加物・汚染物質部会(CCFAC)で検討されている食品のカドミウム基準値の基礎資料としてカドミウムリスク評価を行っているが、評価のためのデータが不十分であるとして、各国に対しカドミウム摂取量を推定するための実態調査や疫学調査を実施するよう要請。今回農林水産省が提出した実態調査はこの要請を受けて実施したもので、73品目4万2,219試料を調査している。
 なお結果では、コーデックス委員会で検討されているカドミウムの基準値原案を超過しているものが一部あったが、農林水産省では国立医薬品食品衛生研究所が2001年度に実施した調査で、日本人の食品由来のカドミウム摂取量はJEFCAが設定した暫定耐容摂取量(人が一生涯摂取したとしても影響のない摂取量)の約6割にあたる1日約30μgとの結果が出ていることなどと考え合わせ、「安全性がすぐに問題になるレベルとは考えていない」との判断を示している。【農林水産省】

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