廃棄物及び温室効果ガス排出取引関連法案を議会提出

【環境行政 法令/条例/条約】 【掲載日】2002.11.26 【情報源】イギリス／2002.11.15 発表

　11月15日、イギリス議会に、EUの埋立処分指令（the Landfill Directive）の遵守及び温室効果ガス排出取引スキームの法的枠組の発展を目指す法案が提出された。
　「廃棄物及び排出取引法案(The Waste and Emissions Trading Bill)」は、2部構成であり、持続可能な廃棄物マネジメント及び気候変動への対処が主眼となっている。
　第一部は廃棄物関連。地方自治体に対し、取引可能な埋立処分許可システム内部でのやりとりを通じて、生物分解が可能な廃棄物で、現在埋立処分されてしまっているものを段階的かつ大幅に削減することを求める（2010年までに1995年レベルの75％、2013年までに50%、最終的に2020年には35%）。
　第二部は、イギリスの温室ガス排出取引スキームに直接参加し、削減目標を守れなかった者に罰金を課す規則であり、排出取引市場が円滑に機能することを保証するもの。
　イギリス環境・食糧・地方事業省が募集してきた、廃棄物埋立スキームに関する過去の意見等は、ホームページ（イギリス環境・食糧・地方事業省）上で閲覧可能。
【イギリス環境・食糧・地方事業省】