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環境ニュース[国内]

ミンククジラの附属書降格、本会議での修正提案も否決 ワシントン条約第12回締約国会議

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2002.11.15 【情報源】水産庁/2002.11.15 発表

 水産庁は平成14年11月15日、チリで開催されているワシントン条約第12回締約国会議で第1・第2委員会の審議が終了し、2002年11月14日10時から本会議が開始されたことに伴い、本会議で再提案されたミンククジラと黒海バンドウイルカの附属書上の取り扱い案の審議状況を公表した。
 このうちミンククジラについては日本が第1委員会で否決された附属書1(国際取引禁止種)から附属書2(国際取引可能種)への降格案を対象を北西太平洋系群ミンククジラに修正した上で本会議で再提案した。しかし投票の結果、採択要件となる3分の2以上の賛成は得られず、この修正案も否決された。
 一方黒海バンドウイルカについては、グルジアが第1委員会で否決された附属書2から附属書1への昇格案を、附属書2掲載種のままで、商業的なクォータ(漁獲割り当て枠)をゼロとする修正を行い再提案したところ、賛成票が第1委員会での検討時より46票増えた86票に達し可決された。
 なお会議最終日である15日には、他の附属書改正提案の本会議での審議が行われる予定となっており、やはり第1委員会で否決されたジンベイザメやウバザメの附属書2への新規掲載案などについても再提案が行われる見込みだ。【水産庁】

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