一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境省、東京湾環境一斉調査の結果概要を公表
【水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2018.11.19 【情報源】環境省/2018.11.16 発表
環境省は、平成30年度の東京湾環境一斉調査で実施した「水質調査」・「生物調査」・「環境啓発活動等のイベントの実施」のうち、「水質調査」の結果概要を発表した。この調査は、多様な主体が協働し、モニタリングを実施することにより、国民・流域住民の東京湾再生への関心の醸成を図るほか、東京湾とその関係する河川等の水環境の把握及び汚濁メカニズムの解明などを目的としている。
調査は、平成30年8月1日(水)を基準日とし、基準日を含む数日間を中心に、海域及び陸域(河川等)において実施した。
参加機関は、国、大学、企業等の計156機関。また、環境調査地点は、海域225地点、陸域(河川等)375地点の計600地点。
溶存酸素量に関する調査では、東京湾奥部の底層において、およそ3.0 mg/Lを下回る値が広域にわたり検出され、特に西岸部で溶存酸素量は低い値となっていた。
また、化学的酸素要求量については、海域では、全体的に東京湾口よりも東京湾奥で高い値を示した。陸域においては、多摩川及び鶴見川流域では、江戸川及び荒川流域と比較して、低い値となっていた。
「生物調査」及び「環境啓発活動等のイベントの実施」の結果については、平成31年3月末までに報告書を作成し、公表する予定。
【環境省】