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環境ニュース[国内]

第13回大西洋まぐろ類保存国際委員会年次会合 許可船、IUU漁船のリスト作成を決定

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2002.11.08 【情報源】水産庁/2002.11.07 発表

 2002年10月28日から11月4日にかけて、スペインのビルバオで大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)年次会合が開催された。
 ICCATは、地中海を含む大西洋全体のかつお・まぐろ類の保存・管理を行う地域漁業機関。
 今回の会議では、(1)便宜置籍漁船などのIUU(違法・無規制・無報告)漁船対策、(2)2003年以降の魚種別管理措置、(3)ICCATの保存管理措置を損なう国の特定と貿易制限措置の発動−−などが議題になった。
 このうち便宜置籍漁船対策としては、(一)正規許可船リストを作成し、2003年7月1日以降、リストに掲載されていない船の統計証明書を認めないこととし、これらの船が獲ったクロマグロ、メバチ、メカジキを国際取引から排除すること、(二)IUU漁船のリストを作成し、リスト掲載船に対しては入港拒否、漁獲物の輸入禁止等の制裁を加えること−−などの措置を取っていくことが決まったほか、魚種別管理措置としては(一)東大西洋クロマグロについては2003〜2006年の総漁獲可能量を現行の約33,000トンより少ない32,000トンとすること、(二)南大西洋メカジキについては総漁獲可能量を現行の14,620トンより年度ごとに増加させていくこと、(三)メバチについては2002年と同じ措置を2003年も継続し、各国の大西洋での漁獲量を91年・92年の平均に制限すること−−が決まった。
 なおICCATの保存管理措置を損なう国としてはメバチについてはボリビア、シエラ・レオーネ、クロマグロ、メカジキについてはシエラ・レオーネが特定され貿易制限措置の発動が採択された。【水産庁】

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