一般財団法人環境イノベーション情報機構
カワウソの調査結果について発表
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2018.05.29 【情報源】環境省/2018.05.28 発表
環境省は、平成29年に長崎県対馬において生息が確認されたカワウソについて、調査の結果、少なくともユーラシアカワウソのオス2個体、メス1個体が生息していることが示唆されたと発表した。平成29年11月以降に取得した糞4個と、平成29年10月までに解析を実施した糞6個について、個体識別および性判別を実施し明らかになった。
これらの個体は遺伝子型が類似しており、親子、兄弟姉妹のような関係か、遺伝子の多様性がかなり失われた隔離された同一個体群出身である可能性が高いものと考えられる。
環境省は、今後も痕跡調査による個体数及び分布状況の調査の継続と普及啓発の推進を予定している。
なお、カワウソの生息に影響を与えるおそれがあるので、捕獲の禁止、生息地にむやみに立ち入らない、餌やりの禁止、交通事故防止のための安全運転等をお願いしている。
【環境省】