一般財団法人環境イノベーション情報機構
モニタリングサイト1000サンゴ礁調査における冬季低水温によるサンゴ群集への影響把握調査結果を公表
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2018.04.11 【情報源】環境省/2018.04.10 発表
環境省は、2004年度より重要生態系監視地域モニタリング推進事業(モニタリングサイト1000)サンゴ礁調査を実施しているが、今年、紀伊半島沿岸で過去3番目に低い冬季低水温を記録したことを受け、そのサンゴ群集への影響を把握するため、紀伊半島沿岸の20地点において2018年3月に緊急的に調査を実施した。調査期間は2018年3月7日から3月23日。
その結果、紀伊半島西側の6地点でサンゴ被度が20ポイント以上減少し、そのうち白浜・田辺海域の3地点ではサンゴ全体の8割以上が死亡した。
【サンゴ被度】調査地の海底に占める生きたサンゴ面積の割合。
直接的な死亡要因は冬季の低水温だが、感染症の併発や大潮寒波等の要因が重なったことにより被害が大きくなったものと考えられる。
調査結果の詳細はプレスリリース参照。
【環境省】