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環境ニュース[国内]

「北西太平洋での鯨類資源量は良好」 2002年第2期北西太平洋鯨類捕獲調査の結果を公表 

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2002.10.17 【情報源】水産庁/2002.10.16 発表

 2002年度第2期北西太平洋鯨類捕獲調査のうち、釧路沿岸域での沿岸調査が10月12日に終了したことを受け、水産庁は9月18日に終了している沖合調査分も含めた今回の調査結果の概略を発表した。
 今回の調査では、沖合域でミンククジラ100頭、ニタリクジラ50頭、イワシクジラ39頭、マッコウクジラ5頭が、沿岸域でミンククジラ50頭を調査対象として捕獲。捕獲されたミンククジラ、ニタリクジラ、イワシクジラの胃内容物からは、大量のカタクチイワシ、サンマ、スルメイカが、マッコウクジラの胃内容物からは大量の深海性イカ類と表層性のアカイカ類が発見され、併行して実施された餌生物調査の結果と合わせ、鯨類と漁業との競合関係を解明するのに必要な科学情報が多数得られたという。
 また目視調査の結果では、ミンククジラ、イワシクジラ、ニタリクジラ、マッコウクジラなど、北西太平洋での北西太平洋での鯨類資源量が良好であることが確認され、沖合域ではミンククジラ、ニタリクジラ、イワシクジラの間で生息域の棲み分けが見受けられたと報告されている。
 水産庁ではこれらの結果を更に詳細に分析し、鯨類を含めた全ての海洋資源の管理を実現するための海洋生態系モデルの作成に用いる予定であるほか、IWCや各種国際機関、会議に提供していく予定。【水産庁】

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