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環境ニュース[国内]

「ロシア産・グリーンランド産と表示された鯨製品は誤表示」 英国環境NGOの指摘受けDNA判定

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2002.09.24 【情報源】水産庁/2002.09.20 発表

 水産庁は、2002年5月の「第54回際捕鯨委員会年次会議(IWC下関会合)」期間中に英国の民間環境団体”EIA(Environmental Investigation Agency)” が日本国内で購入した3種類の鯨製品についてのDNA判定結果を9月20日付けで発表した。
 この鯨製品はIWC下関会合期間中に、EIAが佐賀県・長崎県で購入したもの。ロシア産・グリーンランド産との表示があり、EIAでは日本の鯨肉市場の管理がずさんであるとの指摘を行っていた。これに対し水産庁では、日本に対してロシア・グリーンランドから鯨肉輸入が行われたことがなく、誤表示の可能性が高いとして鯨類研究所に要請し検査を行っていた。
 今回のDNA判定の結果では、ロシア産と表記された製品は日本国内で合法的に捕獲されたイシイルカ、またグリーンランド産と表記された製品は日本の捕獲調査で捕獲された南氷洋産ミンク鯨であることが確認され、いずれも誤表示であることが判明したという。
 なお、この製品を取り扱った販売業者に対しては、すでにJAS法(農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律)に基づき、立ち入り検査を行い、表示の改善について指導を行った。【水産庁】

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