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環境ニュース[国内]

太平洋広域漁業調整委員会を開催 仙台湾周辺海域の資源回復計画作成、協議へ

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2002.09.20 【情報源】水産庁/2002.09.19 発表

 平成14年9月17日、東京都内で開催された第2回太平洋広域漁業調整委員会で、鯨類と漁業の競合に関しての国の調査・研究の強化や、科学的根拠に基づく水産資源の回復に努めることを求める決議文が採択された。
 また同じ17日には、同委員会の第4回太平洋南部会が開催され、資源回復計画の対象魚種候補・優先順位について審議されるとともに、8月13日に公表していた、伊勢湾、三河湾の小型機船底びき網漁業の主要な漁獲対象種であるトラフグ、マアナゴ、シャコについての資源回復計画「伊勢湾・三河湾小型機船底びき網漁業対象種資源回復計画」に、関連漁業の資源回復措置の更なる追加を検討していくことが了承された。
 「資源回復計画」とは悪化傾向にある日本周辺水域の資源の積極的な回復を図るための新たな資源管理の取組みとして策定されるもの。
 8月13日に公表された伊勢湾、三河湾の「資源回復計画」では、「トラフグ、マアナゴ、シャコの漁獲量を5年間で25%増大させる」との目標に基づき、(1)全長25センチ以下のトラフグについては秋期の水揚げ禁止、種苗放流を実施すること、(2)同じく全長25センチ以下のマアナゴについても秋期の水揚げ禁止を実施する、(3)漁具改良と小型魚の生残率向上のためのシャワー装置導入、(4)伊勢湾での冬期1ヶ月の休漁期間新設、(5)休漁期間中の海底清掃など漁場環境改善への取組み−−などの内容が盛り込まれていた。
 なお、翌9月18日には太平洋広域漁業調整委員会の第3回太平洋北部会も開催され、同部会では、仙台湾周辺海域の沿岸性カレイ類について資源回復計画作成に着手について関係者と協議することが了承された。【水産庁】

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