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環境ニュース[国内]

シンポジウム「希少種生息地のネコ問題」を開催へ

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2016.01.27 【情報源】環境省/2016.01.26 発表

 環境省は、「希少種を脅かしているネコたち〜シンポジウム:希少種生息地のネコ問題〜」の開催について発表。
 同シンポジウムは、ノネコ等が希少種に与える悪影響を広く啓発するとともに、今後の希少種保全のためのノネコ対策について議論することが目的。
 北海道の天売島、東京都の伊豆・小笠原諸島、鹿児島県の奄美大島・徳之島、沖縄県のやんばる地域等、希少種が生息する複数の地域において、ノネコ等による捕食などが希少種の生息に大きな影響を及ぼしている。
 各地域においてネコの適正飼養のための条例を制定する等、ノネコ等を発生・増加させないための種々の取組がなされているが、既に野外に生息するネコについては、捕獲後に順化、譲渡等をする場合に時間、経費、労力を要すること等から、対策が進展していない地域がある。
 今回のシンポジウムでは、ノネコ等が希少種の生息に大きな影響を及ぼしている事例等を広く周知し、希少種保全におけるノネコ等の対策の必要性について共通の認識を深めるとともに、今まで各地で行われてきた取組の限界、課題等を踏まえ、奄美の事例も含め適正飼育、順化、譲渡等への協力を求め、それぞれの立場で何ができるか、何をすべきか、今後の方針などについて議論する。【環境省】

■開催日時:平成28年2月27日(土)
■場所:福岡県福岡市 福岡市男女共同参画推進センター アミカス
■内容:
(1)基調講演@「奄美大島・徳之島における希少種アマミノクロウサギへのノネコ、ノラネコの影響」(山田文雄 森林総合研究所 特任研究員)
(2)基調講演A「希少種生息地におけるネコ対策」(長嶺隆 NPO法人どうぶつたちの病院沖縄 理事長)
(3)基調講演B「ネコ問題の法的側面等について」(諸坂佐利 神奈川大学法学部 准教授)
(4)パネルディスカッション 
 コーディネーター:石井信夫 東京女子大学 教授
 パネリスト:山田文雄 森林総合研究所 特任研究員、長嶺隆  NPO法人どうぶつたちの病院沖縄 理事長、諸坂佐利 神奈川大学法学部 准教授、安田直人 環境省希少種保全推進室 室長

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