一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

横河電機、メキシコで超低硫黄ディーゼル燃料製造向けの生産制御システムを受注

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2014.09.11 【情報源】企業/2014.09.08 発表

 横河電機のメキシコ子会社、ヨコガワ・メキシコは、同国国営石油会社、ペメックスの子会社が建設する超低硫黄ディーゼル燃料の製造プラント向けの、統合生産制御システムと安全計装システムを受注した。プラントを構成する水素化脱硫装置、硫黄回収装置などの主要設備を監視・制御する。スペインのエンジニアリング会社の子会社が発注した。
 プラントはメキシコ東北部のヌエボ・レオン州にある製油所に造る。製油所で精製したナフサを脱硫して、超低硫黄のディーゼル燃料を生産する。脱硫処理能力は、1日3万5000バレルで、2017年前半の稼働開始を予定している。ペメックスは大気汚染原因の硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)などの排出削減に向け、燃料の低硫黄化を進めている。
 横河は、統合生産制御システム「CENTUM VP(センタム・ブイピー)」、ネットワークベース生産システム、異常発生時に装置を安全に停止させる安全計装システム、プラント情報管理システムなどのソフト、流量を測定する機器などを2015年前半に納入する。ヨコガワ・メキシコが製品納入、エンジニアリング、試運転・運転訓練支援を手掛ける。
 メキシコは、石油・天然ガス埋蔵量が豊富で、シェールオイル・ガスも確認されている。今後、石油・天然ガス分野に外国企業を含む民間の参加が認められる見込みといい、投資拡大が期待できる。環境意識の高まりに伴って、新興国を中心に脱硫装置の需要が増加する中、横河はメキシコで制御事業を推進し、脱硫装置用の受注活動を積極展開する。【横河電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク