一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、今後の政策・規制枠組みの見通しが不確実であることが再生可能エネルギー拡大の鈍化要因になるおそれを指摘

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.09.11 【情報源】国際機関/2014.08.28 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、第3次「中期再生可能エネルギー市場報告書」を公表し、政策の不確実性が軽減されなければ、今後5年間の再生可能エネルギーの拡大は鈍化する可能性が高いとの見方を示した。これによると、風力や太陽光、水力などの再生可能資源による発電量は2013年に大幅に増加し、世界の発電量の22%を占めるまでに拡大した。 2020年までに発電量は45%増加すると見られるが、2014年以降、増加率は鈍化し、気候変動目標の達成に必要なレベルに達しない可能性があるという。その要因として、主要市場での政策や規制の枠組みの見通しが不確実であることがあげられる。非OECD諸国ではさまざまな非経済的障壁を抱え、系統統合への施策不足や資金調達コストも制約になっている。EUでは汎欧州送電網への系統統合などに関する今後のエネルギー政策に不安定な部分が多い。こうした再生可能エネルギー開発の投資への懸念を払拭するため、IEA事務局長は、「投資家に妥当な利益を保証する市場状況が必要であり、持続可能なエネルギーミックスを実現するために必要な市場の設計に関して真剣に考える必要がある」と述べている。【国際エネルギー機関

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース