尾瀬生態系維持回復事業計画を策定　意見募集開始

【自然環境 自然公園】 【掲載日】2013.12.10 【情報源】環境省／2013.12.10 発表

　環境省は、平成25年12月10日までに策定した「尾瀬国立公園における尾瀬生態系維持回復事業計画」について、平成25年12月24日まで、意見の募集を行うと発表した。
　尾瀬国立公園では、1990年代半ばにニホンジカの生息が確認されて以来、ニホンジカによる植生荒廃等の被害が顕在化しており、尾瀬本来の生態系へ不可逆的な影響を与えるおそれがあるため、農林水産省及び環境省は平成22年10月21日から平成26年3月31日を計画期間とする尾瀬生態系維持回復事業計画を策定し、計画に基づき調査・モニタリングやシカの捕獲等のニホンジカ対策を講じるとともに、尾瀬に関わる多様な主体がニホンジカ対策に参画し地域一体となって取り組む体制を構築してきているが、ニホンジカの生息数やシカによる植生への採食圧を低減させるには至っていない。
　今回の事業計画は、尾瀬国立公園全域において、ニホンジカによる生態系への影響を低減し、生態系の維持・回復を図るために改めて策定するもの。意見の提出方法等詳細に関してはプレスリリースを参照のこと。【環境省】