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環境ニュース[国内]

廃棄物鉄道輸送など、交通をテーマとした地域文化振興プロジェクト10例を報告

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2002.06.24 【情報源】国土交通省/2002.06.21 発表

国土交通省はシステム科学コンサルタンツ(株)に委託して作成した民間活力を活用した地域文化振興プロジェクトの平成13年度の現況調査報告をホームページに掲載した。
 環境問題への関心の高まりを反映し、環境に配慮した交通体系実現のための地域での取り組みが全国で行われていることから、今回の報告書では、このような交通関係の地域文化振興プロジェクトに着目。神奈川県開成町の自転車利用環境モデル都市事業、神奈川県川崎市の廃棄物鉄道輸送事業など、全国10の具体的なプロジェクトを報告するとともに、交通体系が地域文化振興に果たす役割について考察を加えている。
 なお10のプロジェクトのうち、川崎市の廃棄物鉄道輸送事業は、ごみ中継運搬車から鉄道輸送へのモーダルシフトとして国内で初めて実施されたもの。市内の2つの処理センターから発生する焼却灰粗大ごみの一部、空き缶・空き瓶年間約6万トンを臨海部の浮島処理センターに輸送しているが、車両輸送に比べ窒素酸化物で99.5%、二酸化炭素で88.5%排出削減を達成した環境面での効果のほか、平成7年の事業開始以来採算面も含め特に問題も起こっていないという。
 また、プロジェクトの成果を踏まえてなされた、地域文化の振興に果たす交通体系の役割としては、(1)安全で快適な人やモノの移動手段、(2)交通手段を利用することにより集まってくる、モノ・情報による地域のイメージアップ効果、(3)環境問題を考える糸口−−の3点が指摘されている。【国土交通省】

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